HanesBrands Inc. (Hanes) は、世界中の市場で複数の世界最大アパレルブランドを有し、社会的責任を果たすメーカーとして知られています。Hanes はノースカロライナ州に本社を置き、40カ国以上に約6万8千人の従業員を擁する、フォーチュン500に名を連ねる企業の一つです。
Hanesは大多数のアパレル企業とは異なり、独自の製造施設を主に運営し、サプライチェーンの大半を所有しています。そしてその施設は南北アメリカ、カリブ海、アジア、ヨーロッパ、南アフリカ、および米国、と世界中に設けられています。
ビジネス課題
このバランスの取れたサプライチェーンアプローチは、Hanes にクラス最高の経営手法と、コスト、規模、柔軟性、およびコンプライアンスにおける競争上の優位性をもたらしています。 またその一方で、グローバルなコミュニケーション課題をもたらすことも事実です。
グローバルなコミュニケーションとコラボレーションを可能にするため、Hanesでのすべてのビジネスと報告は英語で行われます。
つまり、人事チームにとって、会社全体の英語能力の評価およびベンチマークを効果的に行い、従業員の能力を一層高められるよう適切なトレーニングソリューションを提供することは必須要件となります。
L&D ソリューション
Hanes はLearnshipと提携し、組織全体で様々なアセスメントと多文化コミュニケーションおよび言語スキルのトレーニングを行うプログラムを開発および展開しました。
このプログラムは、グローバルコラボレーションの向上、異文化チームの強化、イノベーションの促進、そして従業員の満足度向上のための支援提供という、Hanes の事業目標に沿ってデザインされました。
プログラムデザイン
LearnshipはHanesと協力し、Hanes のニーズであるグローバルな従業員アセスメントおよびベンチマークを一貫して行うことを中心に据えたプログラムをデザインしました。そしてそれから得られた結果を利用してより効果的な言語学習および開発プログラムを築き上げることに成功しました。
グローバルな従業員アセスメントプログラム
STEP+ (Standard Test of English for Professionals) は、動的デジタル英語テストであり、文法、リーディング、リスニング、スピーキングの4つの主要分野における従業員のビジネス英語能力を迅速かつ効果的に評価することが可能です。
グローバルな言語 L&D プラットフォーム
Hanes の言語に関する人材開発プログラムは、Learnship の自己ペースデジタル学習プラットフォームを中心にデザインされました。これによりHanes の従業員は、実務におけるサポートおよび生産性ツール、ライブグループ授業、補完的なスキルベースのモバイルアプリ、学習スペシャリストによるサポートなど、幅広い言語学習ツールと複数の学習機会を備えた11レベルのカリキュラムにいつでもアクセスすることが可能です。
このソリューションは、タイ、ベトナム、ホンジュラス、ドミニカ共和国のHanes 従業員に実施されています。
個人トレーニングオプション
グローバルプログラムは、デジタルプラットフォームへのフルアクセスに、会話スキルを訓練し言語学習を加速するための講師とのライブ個人セッションが追加された、12カ月のプログラムオプションも提供されました。
このソリューションは、日本の従業員向けに実施されています。
学習者エンゲージメント
2016年以降、合計384名のHanes社員がビジネス英語能力を判定するためのアセスメントを受け、131名が12カ月間の英語学習・開発プログラムに参加しました。
この131名が修了したのは、合計で
- 11,600時間が言語学習プラットフォームに費やされた
- 24,890学習アクティビティ
- 7,361マイクロ学習ミッション
学習者エンゲージメント
- 88%の学習者がLearnshipを同僚に勧めたいと考えています。
- 学習者の90%が「仕事で英語を使うのに役立った」と回答
ビジネス・インパクト
私たちは、学習者に通常の仕事の1週間を考えてもらい、英語力が向上したことでどれだけの時間を節約できたかを教えてもらいました。
- 平均して、学習者は新しいスキルのおかげで毎週1.8時間の節約を確認しています。
- 2018年以降の131人の受講生を考慮すると、この週1.8時間の生産性向上は、年間10,000時間の節約を超えます。
- 従業員1時間あたりのコストを25ドルと見積もると
- Hanes社はプログラム開始以来、30万ドル以上を節約しています
2019年5月から2020年2月にかけて、ホンジュラス、日本、ベトナム、ドミニカ共和国のプログラム参加者にアンケート調査を実施しました。
その他のケーススタディ
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